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2020年01月14日

お家の価格と工期

良い土地を見つけて「いよいよお家を建てよう」と決めたら、新居が完成する時期に合わせた引っ越しを考える必要があります。お子様のいるご家族などでは、「子供の入学や進級に合わせて4月から新居での生活を始めたい、そのため3月に入居したい」など、希望の入居時期がある場合も多いでしょう。この時、建売住宅であれば完成済みの物件ならすぐに入居が可能です。完成前の物件でも完成時期は予め決まっているため、希望の時期に入居できるかどうかはすぐに分かります。しかし注文住宅の場合、希望の時期に入居するためには、工期から逆算して間に合うように着工しなければなりません。今回は、希望の時期に入居するために知っておきたい注文住宅の工期の目安についてお伝えします。

≪住宅の工期と価格の関係≫
工期とは建物の着工から完成までにかかる期間の事です。一般的に注文住宅を建てる場合の工期は、2~6ヵ月程度である事が多いです。しかし、2ヵ月と6ヵ月では大きな差で、3月に入居できるのか、または11月に入居となるのか、計画を立てにくくなってしまいます。
そこで知っておきたいことが、「基本的に価格が高い住宅ほど工期が長い」逆に言うと「工期が長い住宅ほど価格が高い」という考え方です。住宅の価格は、使用する建材や設備の価格によって当然変わってきますが、工期が長くなるほど人件費が多くかかるため価格が上がる。というのが一般的です。「価格が高いな」と感じる住宅を建てる場合、工期も他よりも長くかかるケースも多々あります。

≪依頼する業者によっても変わる工期≫

価格帯によって工期が変わってくるということは、注文住宅を依頼する業者によって工期の目安も異なると言えます。
・ハウスメーカー:2~4ヵ月
ハウスメーカーに依頼する場合の工期は、2~4ヵ月ほどが一般的です。ハウスメーカーによって建材や工法にかなり違いがあるため、工期にも違いが出てきます。ただし、ハウスメーカーは余裕を持たせた工期を設定している場合が多く、家づくり計画当初の期日に住める場合が多いです。大手ハウスメーカーで、比較的坪単価が高めの会社の場合は3~4ヵ月の工期が目安です。一方、低価格を売りにしているハウスメーカーの場合は、人件費を抑えることで低価格を実現しているケースが多く、工期も2~3ヵ月とやや短めな場合が多いです。
・地場工務店:4~5ヵ月
地域密着型の小規模工務店に依頼する場合、工期はハウスメーカーよりやや長く、4~5ヵ月となる場合が多いです。ハウスメーカーのように工場で部材を大量生産しているわけではないため、現場で必要になる作業が多くなるためです。しかし、ハウスメーカーのように大々的に広告宣伝を行ったり、モデルハウスを持っていなかったりするため、工期が長めな割に価格は抑えられるケースも多いです。
・設計事務所:6ヵ月以上の場合も
設計事務所に依頼する場合、1から設計した家を建てることになるため、工期も長めになることが多いです。そもそもこだわりが強く、オリジナルな家を建てたい人が設計事務所に依頼する事が多く、それに伴って工期も長くなることが多いです。どんな家を建てるかにもよりますが、半年ほどの工期となるのが一般的で、中にはさらに長い期間がかかる場合もあります。

これらの工期を参考に、お引越しの時期などを計画すると良いでしょう。

2020年01月08日

お家の安全には・・

先日ニュースで空き巣の被害が報道されていました。
特に都市部など人口の多い地域では、住宅への不法侵入や空き巣被害などが増加している傾向があり私たちがお客様とお話しさせていただく際も、防犯対策についてはしっかりとお伝えしています。ちなみに泥棒がお家に侵入しようとした場合、五分以内に侵入できないと約7割が諦めるそうです。という事は、侵入しにくい家を作ることは空き巣被害の防止に役立つのです。
泥棒は必ずと言っていいほど下見をするらしく、そのため「狙わせない」「侵入させない」ためには侵入防止4原則があります。
1.目(人の目につく)
2.光(明るく照らされる)
3.音(警報音など大きな音による威嚇)
4.時間(侵入に五分以上かかること)
以上の4点に気を付ける事で空き巣の被害にあう確率はグッと下がるはずです。具体的には、
侵入経路になりやすい「死角になる場所」や「人目に付きにくい場所」をなくす。
住宅に厳重なセキュリティシステムをつける。などが有効な防犯手段です。犯罪者が身を隠しやすい公園の近くの土地や、死角の多い袋小路にある土地など。家を建てる場所によっては空き巣被害に遭いやすい環境であることもあり得ます。土地を購入する前に日にちや時間帯をずらしながら何度か見学に行き、周囲の様子を観察チェックしてみるとよいでしょう。
家の中でもっとも侵入経路として使われやすい場所は「窓」なので、空き巣対策として窓の防犯対策は重要になります。サッシの枠に補助錠を付けたり、窓ガラスを防犯ガラスにしたりなどが有効です。防犯ガラスとは板ガラス二枚の間に特殊なフィルムが入っていて、万が一泥棒がガラスを割って侵入しようとしてもガラスに穴が開きにくいものです。このため外から窓を割り、錠を解除して侵入される可能性がかなり下がります。さらに窓の配置にも気を配り、見通しが悪く、泥棒が侵入しやすい場所に窓を設置しないようにするのはもちろん近くに侵入しやすくなるような足場がないか、また侵入しやすい大きさでないかを考慮しながら設置しましょう。ほかにも侵入者が入りにくいよう見通しの良いフェンスを設置することも効果的です。
特に格子が細かく縦に走っているようなものが良いと思います。手で柵をつかみにくく、よじ登って侵入されにくくなります。敷地内の砂利を踏むと音が鳴る防犯砂利にすることや、センサー式のライトを設置することも泥棒が侵入しづらくなるので防犯対策としてオススメです。
玄関は窓に次ぎ泥棒が侵入しやすい場所であり、防犯対策としては、「ディンプルキー」というピッキングされにくい鍵にする。さらに二つ鍵穴が付いているタイプのものにすることが有効です。二つ鍵をロックすることで、泥棒がピッキングしようとしても時間がかかり、諦める可能性が高くなります。
以上のように防犯対策をしっかり行っても空き巣を100%防げるとは言い切れません。しかし被害に遭う確率を減らせるのであれば、対策しておく必要はあると、私たちは考えます。
窓ガラスやドアの鍵、フェンスなど、住み始めてから変えようと思うと、大掛かりになってしまう設備もあります。家を建てる時から防犯を意識して、防犯効果の高い設備を整えておくことを私たちはオススメしています。

北村建築工業
代表取締役 北村辰也

北村辰也