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2019年10月16日

お子さまにとって安全な家づくり

先日、お施主様のお家の10年点検に行ってきました。
初めてお会いした時3歳だったお子様が中学生になっていて感慨深いものでした。

このお家を建てる時、当時まだ3歳だった息子さんが、何にでも興味を持たれる頃だったもので、
ご家族と一緒に「安全な家づくり」について何度も話し合ったものです。
お子さまが小さな時は、家の中でも事故は起こりえます。今回は部屋ごとにお子さまにとって危険な箇所と対処法をお伝えします。

《リビング》
・ブラインドの紐などに首が引っ掛かった⇒紐を子供の手が届かない位置でまとめる
・テレビコードに足を引っかけて倒した⇒コードを床に這わせる場合コードカバーを使う
・コンセントに針金やヘアピンを差し込んだ⇒コンセントカバーを取り付けておく
・テーブルの上の薬や飲み残しのモノを飲んでしまった⇒子供の手の届く所に置かない

《ダイニング・キッチン》
・テーブルなど家具の角にぶつかった⇒角をコーナーガードやクッションで覆う
・椅子から転落した⇒ベビーチェアはベルト付きのものを使用する
・鼻や耳の穴にビー玉などを詰めてしまった⇒細かなものはケースに入れ手の届かない場所に
・炊飯器のスチームで火傷した⇒キッチンには危険な物が多いので仕切りを作り入れなくする

《玄関・廊下・階段など》
・玄関のドアに指を挟んだ⇒玄関ドアは重く切断されるケースもあるので開けないように注意
・戸のノブに服のフードやストラップが引っ掛かった⇒引っ掛かりにくい紐などのノブにする
・歯ブラシや箸を加えたまま転び喉に刺さった⇒親の注意+床に段差を作らない
・階段から転落した⇒滑り止めや、出入口にベビーゲートを設置する
・引き出しで指を挟んだ⇒子供が勝手に開け閉めできないように鍵をつける

《浴室・洗面脱衣所》
・湯船で溺れた⇒保護者が目を離すときなどは湯船から上げておく
・湯船に頭から落ちた⇒どうしても目が離れる時はイスに座らせておく
・滑って転倒した⇒浴室の床をクッション性のものにする
・洗濯機を覗き込み落ちた⇒簡単にフタを開けられないようロックを付けておく
・ドライヤーやヘアアイロンに触れて火傷した⇒使用後電源を切り手の届かない所にしまう

《バルコニー》
・出入口のサッシに指を挟んだ⇒出入りする時以外は鍵をかけておくか指はさみガードを使う
・灰皿にしていた缶ジュースを飲んだ⇒出しっぱなしにしておかない
・バルコニーから転落した⇒踏み台や足をかける所があれば乗り越えてしまうので注意

お家を建てた後に気を付ける事で防げる事故もあれば、家づくりの時に予め事故が起こりにくいつくりにすることもできます。できるだけお子さまの安全に配慮した家づくりを行うことが私たちの務めだと考えています。

北村建築工業
代表取締役 北村辰也

北村辰也