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2019年05月02日

今買うのと三年間頭金を貯めるのと、どっちがお得?

お客様から「今は賃貸に住んでいるので、三年くらいは頭金を貯めてから建てようと思う」というご相談を頂きます。
その時に私たちが必ずお話しするのが、「ちょっと待ってください。それって損していませんか?」ということです。
想像してください。今あなたが毎月支払っている家賃が6万円だとします。
そうなると三年間では6万×12か月×3年=約220万ものお金を払っていることになりますよね?
毎月6万円のお金を家賃として支払うのであれば、毎月6万円の住宅ローン返済をするのと同じことではないでしょうか?三年間で220万円分減るということなのです。
十年間支払えば6万円×12か月×10年=720万円、三十年間支払えば6万円×12か月×30年=2160万円分の住宅ローンを返済したことになるのです。
そして最終的に住宅ローンの残債が0円になれば、当然それ以降支払いは無くなり家はあなた自身のものになります。
一方家賃で支払った220万円分は、なにかご自身のために使われるわけではなく、そのお部屋もあなた自身のものになることもありません。
十年間であれば、720万円、三十年間であれば2160万円の家賃は「ただ支払うだけ」なのです。そう考えると、頭金を貯めて住宅購入をするより、早いうちに住宅ローンを組み、早くから住みながら返済を始める方がお得だとも考えられないでしょうか。
特に、現在は超低金利の時代と言われています。
返済時に必要となる利子の金額は、過去に今より高金利だった時代よりも圧倒的に安くすみます。例えば2000万円借りた時に、金利が1%違うと返済額が400~500万円変わることもあります。2%の違いで1000万円にもなることだってあります。
ただもちろん、お家の建て時は、金銭面でお得な時だけとも限りません。
私たちがお客様とご相談をするとき、いつ建てるのが最も良いタイミングなのかは、お金のお話も含め、最も気を使ってお話させていただいています。

2019年04月29日

屋根の種類

私たちがお客様に説明する際に話すことなのですが、家というものは様々な部資材からできています。食事で例えると、ハンバーガーがパンと肉と野菜と調味料でできているような感じでいいと思います。
家で言うと外から見える部分だけでも、屋根・壁・柱・・・といった感じでしょうか。
例えば、屋根はどのような材料を使っているのか、住宅会社によって様々ではありますが、屋根材には大きくわけてどんな種類があるのか、材料ごとにご紹介しますね。

<スレート屋根>
多くの屋根で使われている屋根材です。「コロニアル」と呼ばれることも多いです。
セメントと繊維でできている厚さ5ミリ程度の板で、軽いため、建物への負担が減るというメリットがあり、また低コストで施工でき家づくりにかかる費用も抑えられます。
ただ反面、割れやすく苔が生えやすく、また十年程度で塗りなおしのメンテナンス費用が必要だったりと、建てた後のメンテナンスはもっとも必要な材料です。

<瓦屋根>
昔は瓦屋根というと「和瓦」というイメージが強くありましたが、今はカラフルでお洒落な
「洋瓦」もかなりたくさんあります。色目が違う洋瓦をランダムに並べた屋根では、他の屋根材には見られない魅力があります。
そんな瓦屋根の一番のメリットは、なんといっても「長持ち」という点で奈良のお寺では1400年前の瓦が現役という話もあるように、特に和瓦は厚さも重さもあるため、雨音や外熱を通しにくいというメリットもあります。
ただ重い分、地震で揺れやすく耐震に向けた取り組みが必要なのと、施工時に最もコストがかかるのが特徴です。

<金属屋根>
金属でできた屋根材で、最も多く採用されているのが「ガルバリウム鋼板」です。
軽さでいえば、スレート屋根よりさらに軽いです。メンテナンスもスレート屋根ほど必要ではありませんが、ガルバリウム鋼板自体に断熱性能がないため、断熱工事が+で必要です。
コストとしては、概ね瓦屋根よりは安く、スレート屋根よりは高い、といったところですね。
地震にも強く、瓦よりも安く、メンテナンスもスレート屋根より少ない屋根材ですが、見た目が「トタン屋根みたいで・・」という方もいます。
建物本体と合わせたデザインで好みが分かれるところです。

以上をまとめて考えると、屋根材に対する考え方としては初期費用を抑えたいのであればスレート屋根、メンテナンス費用を抑えたい場合は瓦屋根や金属屋根、見た目にこだわりたい場合は瓦屋根、といったところでしょうか。
私たちが家づくりのご相談を受ける場合は、これらの屋根材や住宅をお客様の重視する部分に合わせてご提案をさせていただいています。

北村建築工業
代表取締役 北村辰也

北村辰也